そのタイヤ十分に暖まっていますか?
正直、私は分かりません(笑)。全開でイケるか、イケないかは自分が安心しきれるまでの時間、走っているかで判断していました。まあ、今まではこれで問題無かったんですが、最近幸田サーキットを走るようになってから、あまり無駄なことはしたくないなぁ、と考えるようになりました。しかし、私はあくまで自走組なのでタイヤウォーマーを使うわけにはいけません※。
そんなとき、Amazonで販売されていたアレを思い出しました。
※気合いでタイヤウォーマーと前後スタンドを持って行く方々もいるみたい。
TPMS(Tire Pressure Monitoring System)
なにそれ???と言う方も多いでしょう。私も会社(自動車関係)に入るまでは知りませんでした。TPMSというのはタイヤのゴムバルブにセンサーを埋め込むことでタイヤの空気圧を監視するシステムです。アメリカやヨーロッパ等では義務化されているシステムなので、外車の四輪車なんかだとこのシステムが搭載されているものがあります。まあ、詳しいことはWikipediaを参照して下さい。
タイヤの熱と空気圧の関係
ここまでくるとお察しの良い方はお気付きかもしれません。そうです。TPMSを使ってタイヤの空気圧をモニタリングすることでタイヤに熱が入ったか、どうかを判断しようと考えたのです。タイヤ内部の空気の温度が上がってくると、空気が膨張することでタイヤの空気圧が増加します。スポーツ走行するときに、タイヤの空気圧のセッティングを温感時で合わせろというのもこの理由からです。ただ、本当に重要なのはタイヤ内部の温度では無く、地面と接地するタイヤ表面の温度です。それでも、お守りぐらいにはなるだろうということで、このシステムを導入してみることにしました。
導入は超簡単
タイヤのエアバルブに付属されていたナットを噛まして、センサー付きのエアーバルブを付けるだけ。モニターの電源を入れると自動でペアリングしてくれます。私はハンドル付近にモニターをセットしました。
プチツーリングがて試走へ
タイヤの空気圧は、いつもと同じFr : 2.1 / Rr : 1.9。まあ、セッティングが出てるとは思えないけど、温感でリアが2.1ぐらいなのでいつもこれぐらいで合わせてます。Frはちょっと悩み気味。
空気圧をしっかりと合わせてから近所のお山に出かけます。しかし、この日は気温も1桁で寒いです。で、ちょこちょことモニターを見てましたけど、ちゃんと前後とも空気圧が変わっています。
30分程、走行してコンビニに入ったときにチェックしたところ、Fr : 2.1→2.2 / Rr : 1.9→2.1まで上がっていました。この時は、ブレーキングをほとんどしないバイパスばかりを走行していたため、Frに荷重が載らずRrほど空気圧の変化がありませんでした。ですが、恐らく一般道路を走っていればRrと同じぐらい変化していたんじゃないかな、と推測しています。この後、少しワインディングを走ってみたところ、きちんとFrも2.3まで上がっていました。
そんなわけでこのデバイス、お守りがわりぐらいにはなりそうです。