我王会

元走り屋小僧のアラサーライダー。オートバイとの付き合い方について。

スロットルの交換なんてラクショーだと思ったらそうでも無かった

ハイスロキット

実は私、NSR時代からハイスロなんていらない派でした。が、去年ヤフオクで落札したHRC製のハイスロがあまっていたので冬休みの間につけてみることにしました。しかし、何故今の今までハイスロがあまっていたかというとCBR600RRのスロットルを交換するためにはスロットルボディまでアクセスする必要があり、かなり面倒くさいので放置してありました。具体的にはサイドカウルを外して、ガソリンタンクを外し、エアクリーナーボックスを外し、スロットルボディまで外さないといけない。ね、文字に起こしただけでも面倒くさそうでしょう。

作業開始

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O/Hしたフロントフォークを装着済

年末年始でフロントフォークをO/Hしていたのでカウルは既にバラしてあります。なのでここからスタートです。タンクをズラして、エアクリーナーボックスをどけて、スロットルボディまでアクセスします。

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セカンダリインジェクターからボックス内に燃料噴射してるので流石に汚れている

この機会に、と、念入りに掃除をしながら進めていきます。

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養生テープ貼ってあるけど、剥がれやすくて困る

で、ここまで着たらインシュレーターからスロットルボディを外して、新しいスロットルのワイヤーに交換します。この辺は手先が器用じゃないと大分キツイですが、なんとか気合で乗り切ります。いや、気合というより頭を使った方が確実かな、、、?しかし、スロットル回すときの抵抗が異様に重い、、、。色んな取り回しを試してみましたがやっぱり重い、、、。しかし、この日の作業時間も迫っていたので取り敢えず暫定で組んでしまうことにしました。

エアジョイントに上手くハマらない

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エアジョイント

急いで車両を組もうとしたのですが、上図のエアジョイントが中々うまくハマってくれません。そして、このエアジョイントがうまくハマってくれないせいでエアクリーナーボックスもハマりません。(写真はうまくエアジョインがハマった後)。そうこうしているうちにどんどんタイムリミット(子供のお迎えの時間)が迫ってきます。しょうがないので、この日はエアジョイントを外して組んで、走行チェックしただけで整備を終えました。そうです。この日はハイスロキットを付ける予定だったのに、ハイスロキットも付けられず、おまけにエアジョイントまで上手く付けられずに一日を無駄にしてしまったのでした。久々の負け整備です。(学生時代は大体が負け整備だった。)

ネットで情報収集

そんなわけで負け整備をしてしまったので、翌週の整備に向けて情報収集をします。私が失敗した事項は2つ。
①スロットルケーブルの取付失敗 ②エアクリーナーボックスの取付失敗
でも、②に関しては、昔NSRの整備をやっていたときのテクを使えばなんとかなるかも、、、と考えていたので、①に関しての情報を集めます。まあ、集めると言っても、同じCBR乗りのブログを漁って取り回しを見比べてみるとか、まあそれぐらいです。1週間かけて調べてみたものの、とりあえずケーブルの取り回しを最短距離にしてみる、ぐらいしか解決策は思い浮かびませんでした。

そして再びカウルを外すところから

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一応走れる状態にはしときたかったのでカウルまで付いてます

二度手間でしたが、またカウル外すところからやっていきます。まあ、前の週にやった作業なのであっという間にスロットルボディまでアクセス出来ました。ただ、寒かった、、、。

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1週間ぶりの再会

そして再びスロットルワイヤとスロットルボディについているタイコと格闘します。私、昔からケーブルをタイコに引っ掛けることが大嫌いで、本当に上手くいきません。今回は前回の反省点を振り返り、スロットルケーブルが最短距離を通るように調整。スロットルボディをインシュレーターから外し、タイコをにケーブルを引っ掛けます。ただ、この状態のままでは、まだスロットルの動きは渋いです。前の週の整備では、ようやく苦労してタイコにケーブルが付いたのに、スロットルの動きが渋いなんて最悪や、、、となってしまっていたので何故だ、ということを考えませんでしたが、この状態のままでは引き側と戻り側のケーブルの釣り合いが取れてなくて、どっちかがかなり余裕がある状態なのでスロットル操作が渋くなってしまっていたということです。原理が分かればこちらのもので、地道にナットを調整すると、、、スパン、スパンとスロットル操作が軽くなりました。これで、1つ目の問題は解決しました。
次はエアジョイントの問題です。やかんに熱湯を沸かしてきて、、、
エアジョイントにぶっかける。→エアジョイントが冷めないうちにフレームにハメ込む
→エアジョイントが冷めないうちにボックスをハメ込む
こちらの方法で、すんなりとボックスもハマりました。

え、マジか、、、

そんなこんなで昔の経験も使って、問題を解決したわけですが、最後に全て組んでエンジンを始動すると、なんとエンジンチェックランプがつくわけではないですか。サービスマニュアルとにらめっこして、エラーの内容を調べると、、、
「吸気圧センサーの不具合」
それを読んで、すぐにビビっときました。エアクリーナーボックスの底面に吸気圧ホースを差し込む部分があります。きっとそのホースが取れたのでしょう…。ということはまた再びエアクリボックスをどけないといけないです。しくじった…。