いい加減ストファイを直しましょう
6月のツーリングで転倒してしまい、いざ直そうと思ったらステムが変形していることが判明したストリートファイター。庭に放置したままもいけないし、本腰を入れて直すことにしました。ステムは新品で購入すると10万↑なので、ヤフオクで程度の良さそうな中古を購入。
他にもステムナットを緩める工具も。あと、せめてもの熱中症対策ということで、庭にタープを建てて作業を始めます。
こんなところでつまづく???
今回は、ステムの交換ということで、CBRでも体験したことのある作業です。ただ、ドゥカティの整備となると、一般的な国産車の整備の常識が通用しない箇所があるので身構えてしまいます。そんなわけで作業前にはネットで情報収集してイメージトレーニングをしておきました。
前回の車両チェックで、フロントフォークを外していたので車両はフロントフォークが外され、前後ともにスタンドでリフトアップされています。なので、まずはトップブリッジを外します…が、うんともすんとも動きません。
ステムのアンダーブラケットが変形しているってことは、ステムのシャフトも変形しちゃってるのかな?それでステムナットがコジちゃって、トップブリッジが外れないのかな???と予想。こうなると、あとは力づくで外すしかないと思い、トップブリッジを下からハンマーでドツク。正直、こんなところでつまずくとは思っていなかったので、かなりイライラしながら、ドツク。最早、修理という行為ではないです。3時間近く、ドツイたり、ステムナットだけ取れないか試してみたり、等色々やってみたものの、どうにもこうにも刃が立たないので、この日は諦めることに。久々の負け整備です(笑)
ちなみに学生時代にNSR乗ってた頃はこんな感じの負け整備はしょっちゅうでした。
力のかけ方を工夫しよう
この日の負け整備を行っていたのは7/28(日)。失意のまま、月曜日出社します。転職してからというものの、会社に出社するのが苦でないので素晴らしいです。出社して朝礼が終わってから、シニアの機械イジリが好きな方に中々うまくいかないんですよ、と愚痴りながらも、なんとかする方法ないかなー、と模索していると、パンタジャッキを使用する案が出ました。自分の経験的にもなんとなくいけそうな気がしたので、この日は定時付近で帰って、夕食前に試しにパンタジャッキをかけてみると、、、いけそう!!ただ、我が家にはパンタジャッキが1台しかないので、左右均等にかけるためにはもう1台必要になります。速攻モノタロウで注文。
抜けたけどハメるときどうするの???
モノタロウからパンタジャッキが届いたので、右左ちょっとずつ上げていったらあっさりと外れました!
この日の作業はこれで終了なのですが、トップブリッジをハメるときのことを考えると、やっぱりなにかがおかしい気がします。モヤモヤしてたのでワークショップマニュアルを隅々まで読んでみると…トップブリッジを外す前にはキーブロック(キーシリンダー)を外すこと、という記述を発見。嘘やん、1098とか、1198とかはキーブロック外さずに作業してたよ!!!と怒りたくなりました。やはり先入観を持って作業するのは良くないことですね。
パーツリストを見ると、どうやらキーブロックはスタッドボルトの皿部分で固定されているようなので、スタッドボルトにナットを2つ入れてやってスタッドボルトを外します。
うまいこと、キーブロックの固定が解除出来ました。この後、ステムナットにトップブリッジを入れてみると、スカスカでした(笑)やはり先入観を持って作業するのはよくないですね。改めて勉強になりました。というわけで、週末にはステム交換して、オートバイを押せるぐらいにはなっておきたいですね。