ストリートファイターステム交換の続き
前回、トップブリッジをやっとの思いで外しました。今回は作業前にタイヤつけるところまでやるぞ!と気合を入れてから作業します。まずは、ステムナットを外して、ステムを交換します。
交換するステムのレースは、バーナーで炙ったあとにステムシャフトに入れるとすんなり奥まで入りました。その後は、ステムを交換し一気に組み上げていきます。ここで、せっかくなので初期型のストファイの弱点であるキャスター角をイジってみることにしました。具体的には、Frフォークの突き出し量を突き出せるだけ突き出しました(笑)。変形の無いステムでも、マイナスドライバーをクランプ部に突っ込んでコジってやらないと中々Frフォークが入っていきません。国産車ではこんな経験ないけど…ドカの整備にはパワーも必要なのかな???
そして、ステムを変えただけで本当に直るのかな、となんとなく不安だったのでアクスルシャフトを挿入してみました。変にこじらなくてもスコスコ入っていったので大丈夫そうです。その後はステアリングダンパーを元に戻します。
この辺りで午前中、ヘアカットに行っていた妻と子供が帰宅。私も炎天下の中でぶっ続けで作業していたので小休憩した後、来来亭にラーメンを食べに行きました。
塩分補給したので午後の部
午後の部は、午前の部で仮締めしたステムのフォーククランプボルトの本締めです。ここの締付けトルクは14N。なんかすげー低い気がしますが、マニュアルにはそのように記載されているのでその通りに締め付けます。反面、トップブリッジのフォーククランプボルトは22Nで締め付けるようです。
忘れるところでしたが、ここを締めておかないとトップブリッジがグラついてしまいます。ここも22Nで締めます。
燃料タンクカバーをつけようと思ったのですが、転倒したときに冷却水が漏れていたことを思い出し、冷却水を補充してからタンクカバーを戻しました。
ヘッドランプを装着する前に、配線のチューブがこすれて薄くなっている箇所に熱収縮チューブ入れて補強したり、配線の取り回しを見直しました。ツーリング中にトラブル出ても嫌ですしね。
ここまできたら後はFrホイールを装着して終わりです。
やはりストファイにはストファイの良さが…
さて、組み上がったので試走です。今回は、1ヶ月ほど分解状態で外に置いていたのでエンジンつけるときにエラーが出ないか心配でしたが、一発でエンジン始動。エラーも出ていません。走り出してすぐに手放しで運転しましたが、きちんとまっすぐ走ります。やったー!!直ったぞ!!
ストファイが壊れていた期間CBRには乗っていました。しかし、ストファイに乗ってアクセルをグイっと開けるとパンチ力のある加速。これはCBRには無いですね。ヘルメットの中で思わず、オホホッと気持ち悪い声を出してしましました(笑)CBRはCBRで、扱いやすいトルクカーブと、開けきれる気持ちよさってのがあるわけですが。
というわけで、翌日早速お山に持ち込むわけですがその話は次の機会に…
つかれた…
文章にしてみると淡々としているので中々伝わらないかもしれないですが、今回の修理は本当に疲れました。というか正直心が折れてました。とはいえ新品部品の値段を知ってしまうと、ショップにお願いなんか出来ないし、直すか、降りるか、の選択肢しかありませんでした。なので、心が折れてたけど頑張って直しました。ネットにはストファイの情報があまり落ちていないので自分で発信していくしか無さそうですね。
国産車と思想が違う部分もなんとなくだけど、見えてくるようになってきたので一人前のイタ車乗りに少しでも近づけたのではないだろうか?(笑)