フロントフォーク 組み立て編
ということで、古新聞になってしまうのだけれど、組み立てについても書いておこうかと思います。自分の忘備録的な意味が強いですが。
↓分解編
まずは分解してオイルを抜き切るために一晩置いた部品達をパーツクリーナーでキレイにしていきます。
スライドメタル、ワッシャー(平たい方がオイルシール側)、オイルシール、クリップ、ダストシールを仮組。シール類を痛めないために、インナーパイプのエッジがありそうな箇所にビニールテープを巻くといいという話を聞いたことがあるので巻いてから挿入しました。インナーパイプの状態が良かったこともあり、ビニール等では特に養生しませんでした。(シール組み付け時にサランラップで養生するとか、部品が入っていたビニールで養生するとか、フォーク組み立て時の小技?
深夜のガレージに響きわたるハンマー音
順番を間違えないように
で、ここからが一番苦労したオイルシールの打ち込みです。貧乏学生時代は塩ビ管で打ち込んでいましたが、今回は打ち込み用の工具をAmazonで購入。
で、この作業は家内と子どもが寝静まった平日の夜11時にリビングでやっていたのですが、打ち込みともなるとさすがに音が響くと思ったのでガレージに移動します。めっちゃ暑いですが…。その後、一心不乱に打ち続けます。入ったかなぁ?と思って打ち込みを一旦やめて、確認してもまだ全然入っていません。打つべし!打つべし!打つべし!あべしっ!ガレージ内には空調設備が無いので汗がダラダラ落ちてきます。
正解のないフォークオイル
あとはここにダンパーロッドを取付け、スプリングとカラーを入れたらフォークオイルを入れていきます。フォークオイルはカートリッジ式のオイルなんかもあってよく分からない…。オイルなんて粘度で選べばいいんじゃないのか?と思い、yuukinさんに相談してみると、私と同じ意見のようでした。
というわけで純正よりは減衰を効かせたいと思い、ヤマハのG-10をセレクト。
オイルを入れた後、ダンパーロッドを10回ぐらいストロークさせてエア抜きします。数回やったらロッドからオイルが出てくるようになるので10回もしなくて良さそうな気はするんですけどね。ロッドのエア抜きの後はインナーパイプのエア抜きです。こちらも10回ぐらいストロークさせてエア抜きをするのですが、そのときにフォークを手のひらでフタするようにストロークさせると、エアが抜けやすいとか?ちなみに私はしっかりエア抜きしたいので一晩おきました。
で、油面なんですが…サービスマニュアルにはオイル量しか記載されておらず、油面高さが記載されておりません。しょうがないのでネットで色々な情報を探し回った挙げ句130mmにしておきました。油面の調整なら割と簡単に出来ますしね。油面の調整も専用工具使っておわり!
ここまでくれば分解編のときにも使った自作SSTでスプリングを圧縮してやり、キャップボルトを取付けて終了です。
試走
また別途、記事に起こしますが、試走ツーリングということでピヨ彦と福井の小浜市までツーリングへ。倒立フォークを組むのは初めてだったので、途中でオイル漏れしてきたら帰ろうと思っていましたが、そんな様子は微塵も無し。ちょっと長くなってしまいましたが、これでようやく安心して走れるようになりました。