我王会

元自動車エンジニアが自分で考えて、色々試したことを記録する場にしています。

冷却系統のトラブルを分析 | 冷却水の抜き方を間違えていたことが原因だった?

冷却水の抜き方を間違えていた?

なんとなく冷却系統に不安を覚えていたSF1098。ある日、ふと作業手順を確認していると、冷却水を抜く場所が違っているような?気になって調べてみると、SF1098はラジエーターが2つあるので少し特殊だということが分かりました。あと、今回のクーラント交換にはケミテックのものを使ってみました。どうやら冷却系のトラブルが出にくくなるようです。

冷却系統がなんとなく不安

うちのSF1098は冷却水が良く減ります。500kmぐらい走ると、リザーバータンクの水位がMAX→MINぐらいまで減っています。気付いたときにリザーバータンクに水を足しているのですが、これはちょっと普通じゃない。DUCATI定番のトラブルであるウォータポンプのメカニカルシール抜けを疑っているのですが、エンジンオイル交換時に冷却水が混ざりこんだ跡もない…かと言って、どこかから漏れている様子もありません。
そんなとき、たまたま整備書を眺めていると、今まで水を抜いていたところと違うところから水を抜くことになっていることが分かりました。

あれ?こんなところイジってないよ?

具体的には、今まではウォーターポンプ周辺のドレンから抜いていたのですが、正規の手順は下ラジエーターのドレンを緩めた後に、上ラジエーターのドレンを緩め、下ラジエーターのドレンから水を排出することになっていました。確かに毎回ウォーターポンプ周辺のドレンから水を抜くと、水こんだけしか入って無かったの???って不安になることが多かったんですよね。

早速作業開始

まずはラジエーターキャップを外します。その後、左側のアンダーカウルを外して、下ラジエーターのドレンを緩めて冷却水を抜いていきます。

下ラジエーターのドレン(アンダーカウル取外し後)

上ラジエーターのドレン

上ラジエーターのドレンを外すと、排出される勢いが強くなるので注意。しばらくして排出される量が微量になってきました。でも、なるべく古い水を抜きたいのでウォーターポンプ周辺のドレンからも水を抜きます。ただ、こちらはドレンを外してもあまり水は出ませんでした。排出された水の量を計測すると、2.0Lほどでした。この抜けた水の量を目安にしながらラジエーターに水を入れていきます。

ラジエーターキャップは変わってます(非純正

実は、SF1098はラジエーターのすぐ上にキャップがあるわけではないです。キーシリンダ周辺の位置にキャップを持ってくるため、ラジエーターからここまで細いホースで接続されています。
すなわち、冷却水を入れるときに水がめっちゃ入っていきにくいのです。
少し水を入れただけでも水が溜まるだけで入っていきません。何かの拍子でエアが抜けてゴボゴボと、入っていくのです。なので満タンになったのが凄く分かりにくいのです。前回の交換時には、ウォーターポンプ周辺のドレンから水を抜いたので排出された量が少なく、排出された量を入れる量の目安としてしまったので実は満タンまで入ってなかったのではないかと思われます。

せっかくのピンク色なのに隠れてしまって見えないという…

今回はケミテック PG55HQを使用します。今まで冷却水はJIS規格のものであれば何でもいいと思っていましたが、シリケートフリー、つまりケイ酸塩を使用していないクーラントがあることを知りました。シリケート系クーラントでは、条件によってはシリケートの析出物が冷却系に堆積したり、ウォーターポンプのメカニカルシールに影響することもあるようです。確かに色々とみてみるとシリケートフリーの冷却水がでてきます。今回、その中でもお値打ちだったのでPG55HQを使用することにしました。

何回も入れて、待って、を繰り返し、2Lちょい入れたところで満タンまで入った様子。その後、10分ほどアイドリングさせてファンが回るまで見守る。ファンが回って少ししたところでエンジンを止めてクールダウン。その後、リザーブタンクのMAXまで冷却水を補充しました。

交換してみて

交換後、ツーリングに行ってきました。冷却系統に厳しい、この時期の街中でのノロノロ運転がありましたが、いつもはファンが回りだしそうな場面でもファンが回るまでの水温になっていなかった気がします。かなり主観的な評価になるものの、PG55 HQの効果なのか、今回は冷却系にきちんと冷却水が充填できたからなのか、今までより水温が安定しているように感じます。
ただ、一番確認したいのは「冷却水が減る問題がどうなったのか」です。しばらく走った後にリザーバータンクの水位を確認して、MAX→MINまで減ってしまうのか、それとも今回はほとんど減らないのか、しばらく様子を見てみたいと思います。

ついでにステッカーも貼りました

チェーンもピカピカに

西三河車検場でユーザー車検 | テスター屋さんでOKだったのに検査レーンで落ちてしまった原因とは

予約が取れない…?

さて、6回目となったCBR600RRの車検です。例に漏れず今回も西三河自動車車検場にてユーザー車検です。
ですが、今回予約取るのが大変でした。予約システムでは、14営業日後まで予約が取れます。ですが、7月下旬に確認すると1枠も空きがありません。こんなことは初めてです。
予約システム上、日付が変われば新しい枠が出てくるはずだ、と予想し、日付が変わった直後に予約システムにアクセス。無事、予約を取ることが出来ました。
あとから知った話なのですが、どうやら二輪レーンの工事(フラグ)をしているらしくその影響で予約出来る数を絞っていたみたいですね。

車検準備

というわけで車検準備です。今回はCBRということで、SF1098と違ってあまり心配にしている箇所はありません。いつも通り前後ブレーキのフルード、冷却水、残りミゾのマシなタイヤに交換し、サイレンサーをノーマルに戻します。
フロントのブレーキホースはステンメッシュ化されていたのですが、リアがノーマルのままだったので、ついでにブレーキホースを交換。バックステップ取付時にブレーキスイッチを油圧スイッチ化したのですが、配線処理が下手だったのでその辺りの処理もやり直しておきました。ここ数年で配線処理のスキルが上がったんですよ!

お馴染みアクティブ ACパフォーマンス

リアブレーキはあまり使わないので、赤パッド。ブレーキフルードはそろそろ使い切りたいガレージに眠っているG-four 335を。ちょっと勿体無い気もしたけど(笑)
エア抜きはフロントに比べると、大したことなく、数分で終了。
ちなみに試走してみたけど、ノーマルホースに比べてそんなに大差ありませんでした。そもそも、CBRのリアブレーキがそんなに強くないってのはありそうですが。

↓ブレーキフルードのエア抜きについては下記の記事参照

gaoh.hateblo.jp

2026.08.04(火)

車検当日、8時前にテスター屋さんに到着。いつも通り、光軸だけ見てもらいました。検査機器を見ていると、正直補正する必要も無さそうですが万が一、光軸で落ちて時間を無駄にするのも嫌なので…。

テスター屋さんの従業員さんの顔も覚えました

この後は8:30に印紙販売の窓口が開くので8:30に印紙窓口に行って、印紙を購入します。いつも印紙の組み合わせが分からないので、窓口の方にお任せです。

次からはこの組み合わせで購入すればよいですね

ここまできたら⑧窓口で番号札を取り、窓口開始になったら書類と番号札を提出します。今回は、二輪レーンが工事中ということで自動車レーンに混じって検査することになりました。

設備が違うだけで…

自動車レーンに混じって検査ということで、やはり二輪専用レーンと比べると混んでいます。いつもはレーンが開く前に先頭から2、3番目に並びますが、この日は15番目前後ぐらいでした。自分の番がきて、スタッフの方に面倒を見てもらいつつ進めます。
が、なんと、ここにきて光軸NG
うそやん、テスターで十分な数値出てたで???(ここまでラフな物言いはしていないですよ。)とスタッフに言っても、テスター屋さんは民間企業ですからね~。うちとは何の関わりもないんですよ。と至極真っ当な返しをされる。この行列を並び直すのか…とガックリです。
不適合の書類を確認すると光量不足とのこと。今回、慣れない四輪レーンだったので光軸検査の進捗状況等が表示されるモニターがどこに置いてあるかも分からず、スタッフに言われるがままだったので、1回目ダメだった後に回転数上げる等の小技をやる暇も無かったんですよねぇ。恐らく、バイクも正しい位置に置けてなかった可能性も無きにしもあらず。とはいえ、本当に車両が悪い可能性もあるのでテスター屋さんで再度チェックしてもらうも、テスター屋さんもアイドリングで十分な数値が出ているとのこと。

再度検査で…

車両も大丈夫なことを確認したので、再度行列に並びます。15~20分ぐらい並んで私の番に。光軸だけなので他の項目をスキップして光軸検査をします。テスター屋さんでアイドリングでも十分な光量が出るこを確認していますが、電圧降下がないようにちょっと回転数を高めにして検査したところ一発OKでした。やはりこのことを考えると、光軸検査装置に入れた時の設置位置が悪かったか、体重の預け方が間違っていて地面からヘッドライトまでの位置が出ていなかったかのどちらかの気がします。

車検終了

我が家に帰宅したのは10:40頃でした。いつもだと10時前には帰宅しているので、やはり一度落ちてしまった分遅れてしまっていますね。

慣れていても油断は禁物

ユーザー車検については、SF1098の分も合わせ今回で8回目でした。ここ数回に関しては、チェックリストや、当日の行動がルーティン化されており、ちょっと油断というか漫然と行動していた部分があったかもしれません。今回のことは気を抜くとこういうことも起こりえるんだよー、といういい教訓になりました。
でも、それが嫌なので車検前整備はかなり念入りにやっていますけどね!