我王会

元走り屋小僧のアラサーライダー。オートバイとの付き合い方について。

CBR600RRのリアサスの脱着って結構簡単なんですよ。(リアサスO/Hが完了)

突然知らない番号からの着信

誰だ!?と身構えてしまいましたが、リアサスO/Hの面倒を見てくれているモトラボEJさんでした。リアサスO/Hが終わりましたので、いつでも引き取り出来ますよ、と。
5/4に会社の先輩たちと走行会に行く予定だったのでかなり良いタイミングです。そんなわけで翌日のあさイチで取りに行くと返答。

先にリアサスを取り外す

我が家の朝は結構早く、6時から起きて活動しています。そんなわけで7時過ぎぐらいから活動出来るのですが、モトラボさんが開店するのは10時。それまでに、先に今付いているリアサスを外してしまいましょう。ついでにヤフオクで状態のよさそうなリンクロッドを落札してあるのでリンクロッドも変えてしまいましょう。
まずは取付予定のリンクロッドのダストシールをクリップリムーバーを使って外し、ベアリングをグリスアップします。ちなみにこの前のホイールベアリングの交換からワコーズのマルチパーパスグリスを使っています。このグリス、すごく粘性が高いのでちょっとやそっとじゃグリスが流れることもなさそうです。

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交換予定のリンクロッド

 グリスを塗ったらダストシールでフタをします。ダストシールにはシール保護のためにも表面に薄くシリコングリスを塗っておきます。カラーを挿入してはみ出したグリスは拭き取っておきます。ゴミがつく原因となってしまいます。
次に、リアサスを外すために車体をジャッキアップします。適当な木片を敷いて、スタンドを出します。右側も同じように適当な木片を敷いて、クルマのパンタジャッキをステップに当ててジャッキアップします。どんどんジャッキアップしていくと、タイヤが浮くか、浮かないぐらいのところでリアサスのボルトがスルッと外れます。

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ジャッキアップ準備(左)

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ジャッキアップ準備(右)

ちょうどいい高さにジャッキを合わせてしまえば、リアサスの上側と下側のボルト/ナットを外せば、スイングアームの上からスルッと抜けます。超簡単。ここまでかかった時間は1時間もかかってないかな?そういえば言い忘れましたが、アンダーカウルは外す必要があります。
ついでにこの辺のボルト/ナットを外してリンクロッドも交換しました。ちなみにリアサスの上側のボルトだけがリンク周りの他のボルトと比べると長さが長いので注意してください。ちなみにこの辺のボルト/ナットって44Nぐらいで締結されているので持っている人はインパクト使った方が楽です。私は激安のアクセサリーソケットに接続するタイプのインパクトで取り外しをしました。

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ジャッキアップが低く過ぎてもダメ、高すぎてもダメ

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こんな感じで上から抜きます

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外したリアサスのロッドにはオスモシルかけて防錆

リアサスを取り付けよう

リアサスも取り外して、なんやかんやしていると9時過ぎになりモトラボに向かうのにちょうどいい時間となりました。マシンを庭先に放置してクルマでモトラボに向かいます。この前導入したセキュリティカメラがきっとマシンを守ってくれることでしょう。

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この不安定な状態のまま小一時間放置

そんなわけでモトラボさんから回収してきたリアサスです。i-Factoryのステッカーが貼ってありました。というわけは、外注に出したのでしょうか。
ちなみにi-Factoryさんは昔、私がNSRを所有していたときに、何度か耳にしたことのあるショップで、NSR界隈ではかなり有名なショップだと思います。NSRユーザーだと、アイファクさんにサスペンションのO/Hを出したことある人もかなり多いんじゃないかな、と思います。

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i-Factoryのステッカーが

www.i-factory.ne.jp

取付は取り外しと同じようにするれば苦労することなく出来るかと思います。トルクチェックだけはトルクレンチを使ってしっかりとトルク管理しながら進めて下さい。この辺のトルクはまんんま、乗りやすさに直結するかと思います。あとは、ベアリングの寿命とか。

シェイクダウンにお山へ

狙い通り、二次旋回でスッと曲がってくれるようになりました。今まで結構無理矢理曲げていたのかな、と思ってしまいました。5/4の幸田の走行会は気持ちよく走ることが出来そうです。

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セッティングデータは5年前のもの(笑)



コンクリートアンカーはリアホイールベアリングには使えなかった件

タイトルからネタバレ

そんなわけで、以前ホムセンで揃う道具でホイールベアリングを交換する方法についてご紹介させて頂きました。が、タイトルにも書いちゃっていますが、リアホイールについては無理でした。まあ、前回の記事ではリアホイールについて触れていなかったため勘の良い人はお気付きだったかもしれません。

gaoh.hateblo.jp

gaoh.hateblo.jp

 ホイール内径の問題

リアホイールベアリングの交換出来ない理由。それはコンクリートアンカーのサイズとリアホイールベアリングの内径サイズの違いです。どこのホームセンターでもコンクリートアンカーの一番大きいサイズはドリル径18mmぐらいだと思います。で、それに対しリアホイールベアリングの内径の大きさは25mm。コンクリートアンカーを目いっぱい広げてやっても最大で22~23mm程度です。これじゃあいつまでたってもベアリングに食い込まないので交換することが出来ません。

地道にコツコツ貫通ドライバー

数分、悩んだ後にもうこれ貫通ドライバーで叩き出すしかないとの結論に至り、隣のカーマホームセンターにてVESSELの貫通ドライバー(-)を購入。あとはベアリングめがけて、叩く、叩く、叩く。もう、一心不乱に叩いていたのでベアリングのシールを突き破って貫通してしまっている箇所もありました。あと、この辺必死過ぎたので全然写真撮れてないです(笑)で、片側が抜けてしまえば、あとは手持ちの内掛けのパイロットベアリングプーラーを使って引き抜きます。

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実は持っていた安物のパイロットベアリングプーラー

 圧入は自作治具で簡単でしたが・・・

圧入は特に苦労することなく出来ました。そんなわけで、今回CBR600RR(PC40)の前後ホイールベアリング+スプロケベアリングを交換しました。作業前にはネットであらかじめ情報収集をしたのですが、全然情報が落ちてないのでなんでだろう…と思っていました。恐らく、Rホイールベアリングはコンクリートアンカーが使えなく、専用工具を使わないとかなり手間になるのでDIYでやっている人は少ないのかな、と思いました。貫通ドライバーがあれば出来なくはないですが、今回やってみた私としては専用工具の購入をオススメします。ベアリングも汎用品を買えば全然安いのでお店でやってもらっう金額で工具とベアリングが買えてしまうはずです。最後に参考にCBR600RR(PC40)のベアリングの品番書いときます。

 Fr : 6004ZZ×2 / Rr : 6005ZZ 6205ZZ / スプロケ 60/28ZZ

私はモノタロウブランドのベアリングを使ったため、ベアリング代は2000円前後ぐらいで格安でした。交換した後は取り回しがめっちゃ軽くなりました。感動するレベル。

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ほぼ死んでる

ちなみにこれがスプロケから外したベアリングです。グリスがほぼ無くなっており、結構ヤバい状態でした。