我王会

元走り屋小僧のアラサーライダー。オートバイとの付き合い方について。

ステムベアリングを交換してみたら取り回しが軽くて感動した

ベアリング交換第三弾

以前、Frベアリング、Rrベアリングを交換しましたが、それに引き続きステムベアリングも交換します。実は学生時代にホンダのゼルビスのステムの交換をやったことがありまして、その時にステムベアリングの交換も行いました。でも、その時はレースを外すことが出来なかったのでレースだけはそのまま使用した覚えがあります。未熟者だったんですね。今ならありえない話です。そんな苦い思い出があるせいで、ホイールベアリングの時のようにやろう!という気には中々なれなかったのですが、GWという連休もあるため、トライすることにしました。

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私の初めての中型二輪でした。 引用 : HONDA

最低限揃えておくもの

ステムベアリングを交換しようと思い立ったものの、前回のホイールベアリングの件で専用工具がないと、結局金も時間も浪費してしまう、というのは経験済み。そのため、フレーム側のインナーパイプからレースを外すときに使用するベアリングリムーバーと、ステムナットを緩めるためのアジャスタブルフックレンチを購入しました。ちなみに、シャフト側のレースについては、ディスクグラインダーで破壊する方法を試してみることにしました。あと、いつも通りインナーパイプ側に圧入するレースについては少しでも圧入しやすくするために作業する前日の晩から冷凍庫に入れておきました。
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フロントスタンドが使えない

そんなわけでとりあえず、アッパーカウル、サイドカウル、タンクカバー辺りを外していきます。もうCBR歴も8年ともなるとこの辺の作業は慣れたものです。

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次にFrタイヤをリフトアップする必要があるのですが、ステムシャフトを抜く必要があるので一般的なFrスタンドは使用できません。(一般的なFrスタンドはステムで固定する。)そのため、あまり気が進まないですが、クルマ用のパンタジャッキをエキパイ部分にかませます。一応、それなりに頑丈そうな場所を見繕ってキコキコキコ…

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慎重に、、、慎重に、、、

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浮きました

浮いたので、キャリパーを外し、タイヤを外し、Frフォークを外します。そして、トップブリッジを外すと、、、

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きたねええええええええ

めっちゃ汚れてます。そりゃあ、8年トップブリッジを外したことが無かったので8年分の汚れが詰まっていますよね。これを掃除出来るだけでもバラした甲斐があったというものです。そのあと、さらに分解を進めていきます。特に難しいわけでもなくナットを緩めていくだけです。ただ、この辺の作業には上記で紹介したアジャスタブルフックレンチが必要になります。

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結構グリス飛んでますね

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下から。かなり打刻がついっちゃってます。

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インナーパイプからレースを外す際にはベアリングリムーバーを使用

最大の難関「シャフトのレース外し」

前回、私がゼルビスのときに断念した作業がコレになります。とにかく固いのですが、タガネ等を用いて破壊する、ぐらいのことぐらいしか情報が無かったのですが、最近ディスクグラインダーでレースを削り、クラックを入れることで楽に外せると聞いたので試してみます。

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まずはテープでシャフトを養生

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シャフトを削らないようにすすめていきます

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取れました(ちょっと傷が入りました)

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組付けてグリスをたっぷり塗ります

インナーパイプ側のレースは冷凍庫に入れておけば縮みますので、そこまで苦労することなく圧入することが出来るかと思います。

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中々開けない場所ですし、グリスは多めに

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最後はアジャスタブルフックレンチとトルクレンチを接続して使用

ここのステムロックナットのトルク管理も結構キモです。サービスマニュアルには25Nと記載されていますが、個人的には25Nだと少し締め過ぎに感じ取れたので22.5Nにしておきました。

外した部品

下側のレースには酷い打刻がいくつかついていました。ベアリングを回してみた感じではあまり違和感は無かったのですが、車両を組んだあとタイヤが地面に接地している状態でステムを左右に切ると、かなりスムーズに動かすことが出来ました。あと、ハンドルを右に切ったときに発生する「コクッ」という音も無くなりました。これで切り返しの速度も上がるかもしれません(笑)パっと見、難しいと思うかもしれませんが道具さえあればなんてことはないです。皆さんもステムに違和感を覚えたら交換することをオススメします。

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外した部品その1

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外した部品その2

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外した部品その3

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外した部品その4

会社の先輩達とサーキット走行会

実はちょっと前から誘われていた

私の所属する部署は自動車の試験部門なので、のりものの運転が好きな方が多いです。ということは、もちろん二輪の運転が好きな方も平均より多いです(私の主観)。 そんなわけで結構前から幸田の走行会に誘われていたのですが、その頃はまだ、私が幸田を走ったことが無かったため微妙な返事をしていました。ですが、もう2回も幸田を走ったわけですし、そろそろ一緒に走ってみようということで参加しました。

声かけた人がこない

私が参加したのは5/4だったのですが、5/5が雨予定だったため5/5分が中止となってしまった分が流れ込んできて、各クラス枠いっぱいの台数でした。事前情報でそのことが分かっていたので早目にいったのですが、私が到着した8時過ぎには受付にかなりの行列が出来ていました。メンバーのうち、一人が私より前に並んでいましたが相手は私の所属する部署の元部長(今は他の部署の部長をしている)。接点が全くないわけではないですが、やはり話しかけるのは緊張します。とりあえず、受付を終えたので声をかけてみると、なんと私に声をかけて下さったGPz400乗りの方はマシンが急に拗ねてしまったのでこれなくなってしまったとのこと。まあ、残念ですが部長と走行の準備をします。部長は特にこれといって特別なことはしていませんでしたが、私はミラーを取り外すぐらいはしました。部長のマシンは珍車TDR250。部長いわくコンセプト「はやい・やすい・うまい」だそうです。

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ミラー外して準備完了

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部長のTDR。年式の割にはキレイです。

今回はエンジョイ枠での参加

実はこれまでのマイバイク走行会では、600cc限定枠に参加していたため自分の力量がどのクラスに当てはまるか、全然分からなかったためひとまずはエンジョイ枠に参加しました。私は大型なのでE①-B、部長はE②枠でした。クラスが違うため、一緒に走れないのは残念ですがまあ排気量が違うので当たり前といえば当たり前でしょう。
この日は夕方から予定があるため、走る枠は2枠だけ。最初の1枠目は久し振りに走るのでカンを戻すつもりで走ろうとコースイン。しかし、流石は満席。抜いても、抜いても、まだまだ先がいる。全くクリアラップが取れない。今日は裏ストレートでスロットルを開けることを集中して取り組むことに。一応、前回のラップをコンマ2秒ほど縮めたところで1枠目終了。

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部長の走りを観察

私が自分のクラスを終えて、ピットに戻ってくる頃には部長の枠が始まっていました。ピットに戻り、息を整えてから少し高い位置から部長の走りを観察することに。TDR250は現在でいうモタードです。ですが、その当時の流行りだったのかフロント18インチ、リア17インチ。おまけにチューブレスタイヤでは無く、重いチューブタイヤ。そんな組み合わせに高回転まで回さないといけないTZRのエンジン。この幸田をどう走るのか、興味津々で観察していたのですが、かなりスムーズに無駄のない動きでライディングしています。前にTZ125、後ろはTZR250でヤマハ2stバトルをしているようでした。
走行枠を終えて、戻ってきた部長に話を聞くとバンク角は限界で、ステップをガリガリ擦っている様子。身体も結構使っているみたいで、あまり余裕は無かったようです。前傾姿勢のバイクに乗っていると、あの姿勢がどうしても余裕あるように見えてしまいます(笑)

気づいたら、、、

そんな感じで部長とサーキットを満喫していると、GPz乗りではないもう一人のメンバーが登場。この方は新型CBR250RR乗りの方で、5/5に走行を予定していたのですが5日が雨なので4日走れないか様子を見に来ていたようです。お昼の体験走行枠だけでも走れないかな、と話していたのですが、その日はZミーティングのパレードランが押していたため体験走行の放送が聞こえてきませんでした。GPzの方も現れないので帰ろうと、、、と話していると、しれっと登場しました。GPzの人。どうやら燃調のセッティングが崩れたとのことでした。なので結局着いたものの走らないこと。とりあえず、LINEを交換して、LINEグループに誘っていただきました。

最後のアタック

そして皆さんに見守られる中、最後のアタック。若干台数が減ったような気がするのでちょっと頑張ってみます。1枠の中で、3、4回ぐらいはクリアラップを取ることが出来ました。そのおかげが前回のタイムを1秒ちょい更新することが出来ました。そんなわけで目標としていた50秒切りがかなり近づいてきました。
現状の走り方だと、ギア抜きが怖くて1速を使わない走り方をしているのですが、ギアを1速まできっちり使うか、スプロケを加速寄りにしてやればなんとか切れるんじゃないかな、とは思っています。今はスプロケの丁数を全くイジっていないのでかなり低めの回転数を使っています。というわけで2枠目の走行を終えて帰宅しました。

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あとは撮って頂いた写真とか

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