我王会

元走り屋小僧のアラサーライダー。オートバイとの付き合い方について。

CBR600RRのオイル滲み(漏れ)を修理した話

はい、前回久々に転倒してしまったので今回は修理のお話です。

元々そんなに整備は好きじゃないので結構大変でした。

 

ガレージ内に残る不穏な跡

転倒により、フロント周りに違和感が出るようになりました。

きっとフロントフォークがねじれているんだろう、と思いガレージからバイクを出してくると、、、

 

オイル漏れの跡

 

それらしき跡の中から、最新のシミであろうものを指にとって感触を確かめてみる。

 

あっ、これオイルだ

 

なんらかのトラブルがあったとき、このようなシミがあったときは十中八九オイルということは学生時代の数多くのクソみたいな経験から分かりきっていました。

 

 

現状把握

というわけで、現状把握です。

とりあえず、カウルを剥がしてみます。

カウルを剥がしてみて、怪しいところが2点見つかりました。

 

クランクケースカバー滲み

 

ジェネレーターカバー滲み

 

クランクケースカバーの合わせ面と、ジェネレーターカバーの合わせ面。

でも、NSR250のときに何度も転倒しましたけど、こんなところから漏れることはあまりありませんでした。

 

あー、クッソ、怠いことになったなー

 

なんて思いながら、スマホで「CBR600RR オイル漏れ」で検索をかけていると、NSR250Rのときにも度々お世話になったノザワホンダさんのページがヒット。

※実際、来店したわけではなく、ブログから情報をもらったという意味で

 

CBR600RR 定期点検 オイル滲み修理‼

 

ああ、そういうことだったのね…。

というわけで、クランクケースカバーとジェネレーターカバーを開けることを決意したのでした。

 

 

作業開始

そんなわけで作業を開始します。

案の定、カウル類は外してあったため、あとの作業としては、カバーを開けるだけと思っていました。

 

が、忘れておりました。

 

E/gオイルを抜く必要があります。まあ、この辺はお茶の子さいさいで慣れた作業です。抜いてしまいましょう。

 

あとは、クーラントのリザーバーをどけないとクランクケースカバーの邪魔になりそうです。

ちょっとよけときましょう。

(最初は、力業でなんとかやろうとしてたけど、サービスマニュアルみたらどけるって書いてあったから大人しくマニュアルにしたがいました。)

 

というわけでまずはクランクケースカバーから。

 

クーラントのリザーバー

 

写真の赤丸部分のボルトを外して、少し前側によけときます。

あとはカバーについてる13本のボルトを外すだけ。

カバーを外す前にクラッチワイヤーがついていたステーを反対側に回しておきます。

こういうケースカバーは簡単には外れないので、樹脂ハンマーで

 

これでもか、というほどシバキ倒します。

シバくじゃだめです。シバキ倒して下さい。

 

クランクケースカバー開封

 

取れました。

 

ジェネレーターカバーも同じです。

シバキ倒して下さい。

 

 

 

とれま・・・とれない!!??

 

 

 

アレです。ジェネレーターっていうのは簡単に言えばコイルと磁石です。

そりゃあ磁力が邪魔して、ケースと磁石がくっつこうとします。

 

 

 

すなわち、力の限り引っ張ってやらないと取れない、と。

 

 

 

それを念頭に置いて作業をしてやれば・・・

 

ジェネレーターカバー開封

 

取れました。

 

とりあえず、ここまでやってお昼の時間。お昼ご飯を食べます。

 

そういえば液体ガスケット持っていなかった

お昼を終えて、ガレージのキャビネットを漁って気がつきました。

 

 

 

俺、液体ガスケットなんて使ったことねぇ・・・。

 

 

液体ガスケットなんて、高校生がオイル漏れの応急処置で、とりあえず塗りたくっておいて、それを恒久処置にしてしまうような

悪いイメージしか無かったので使ったことが無かったのです。

 

そんなわけで隣のカーマに買い出し。徒歩1分っていうか隣の隣です(笑)

しかし、カーマの車用品コーナーを探しても無かったので近所のカー用品店に・・・。

しかし、ここでも置いてない。おかげでちょっと離れたアストロプロダクツまで行くことに。

液体ガスケットって普通に置いてないんですね。

 

アストロで買ったもの

 

 

アストロでガスケットの他にも、スクレーパーとオイルストーンとペーパータオルを購入。

このペーパータオル、地味に便利なんですよね。

ここまでやったところで美容院の時間がきたので一端離脱します。

ちなみにここの美容院、初めていったところだったんですけど、オーナーがクルマ好きだったので話がそこそこ盛り上がりました。

 

カバー類の処理

美容院から帰ってきて、開封したカバー類を処理します。

アレです。ちょー面倒くさい、ガスケットを剥がす作業です。

作業経験的に、キャブレータークリーナーを塗ってから作業するとやりやすいです。

理想は、ワコーズのリムーバーかな。次点でヤマハのキャブレータークリーナー(泡)

でも、ガレージにあったのは556のキャブレータークリーナーでした(笑)

これと、アストロで買ってきたスクレーパーでガスケットをちまちまはがし、最後に、少しオイルを塗ったオイルストーンで磨きます。

 

カバー締め付け

ここまでやって、やっと液体ガスケットの登場です。

液体ガスケットですが、ケース側には塗布する範囲が指定されていますので注意しましょう。

カバー側は何も考えずに塗りたくっていきます。正直ケース側は塗らなくていいかも。

 

液体ガスケット塗布

 

ここまできたら、あとはもうカバーをケースに締め付けるだけです。

カバー類のボルトはサイズも大きくなく、ケースはアルミで出来ているため締め付けトルクに注意しましょう。

 

ラチェットレンチを使う人は意図的にハンドルの短いものを使う方が良いと思います。

ちなみに私は使用部位に応じて、ラチェットハンドルの長さを短、中、長と使い分けてます。

 

まとめ

今回、購入したガスケットの硬化時間は1時間とのことでしたが、一応一晩放置した後、次の日の朝にE/gオイルを入れました。

結果、オイル漏れも無く、オイル滲みも解消することが出来ました。

 

久々にメンテでは無く、修理作業をしたような気がします。

一戸建てに住んでたから出来たものの、集合住宅住まいだとこういう作業も中々難しいのかな、と思います。

 

ケルヒャー

 

 

オイル滲みがないか確認した後は、ケルヒャー使ってオイルで汚れた部位を綺麗にしました。