我王会

元走り屋小僧のアラサーライダー。オートバイとの付き合い方について。

サスペンションの交換が意外と厄介だった

1098Sのオーリンズサスを入れてみよう

そんなわけで今回は、前回の予告通りリアサスをオーリンズに変更したことについてです。中古で買ったストリートファイターですが、納車時からリアサスのヘタレ具合が気になっていました。バンプラバーが硬化して、中身がポロポロと落ちてくるぐらいです。なので、毎度お馴染みババナショックスにオーバーホールに出すか、それとも中古でリプレイスサスを買おうかと思いネットで情報収集していました。
そんな中、1098Sのリアサスがポン付け出来るという噂を耳にし、選択肢に1098Sの純正オーリンズも入れていたところ、この前落札することが出来ました。(ストリートファイターSの純正オーリンズも狙っていたけど、マイナー車なのでパーツが出ない…)

babanashox.co.jp

タイヤ交換の後に…

そんなわけでタイヤ交換を午前中に済ませてしまい、午後からはリアサスの交換をすることになりました。リアサスの交換作業自体は、CBRで経験があるのでそこまで苦労はしない…はず。

gaoh.hateblo.jpサイドスタンドでオートバイを立てた後、①リンクロッドとスイングアームの締結部、②ロッカーアームとフレームの締結部、③リアショックとスイングアーム締結部のこの3点を緩めます(完全には外さない)。その後に、オイルパン下部に自動車用のジャッキを噛ませてジャッキアップ。車体とリアショックの位置関係がいいところに来ていると、ボルトを緩めればすっと外せます。

①リンクロッドとスイングアームの締結部

③リアショックとスイングアーム締結部

ちなみに、③だけはロングタイプのヘキサゴンが必要になるので工具は予め用意しておいたほうがいいです。私は途中でアストロプロダクツに走りました。

車体から外れました

で、リアショックが車体から外れたら、ロッカアームからリアショックを外します。このときに、ついでにリンクロッドも取り外してピロボールの清掃とグリスアップを念入りにやります。ちなみに、ピロボールの動きめっちゃ渋くなっていたので絶対やるべきです。その後はオーリンズのショックをロッカーアームに組み付けて、車体に戻します。

1098S 純正オーリンズ / ストリートファイター 純正SHOWA

足回りのトルク締結時って、自動車だと1G締め(タイヤが地面に接地している状態でボルトを締める)が基本だけど、二輪車ってどうなんだろうか…?そもそも、スタンドが無いと自立出来ない時点で物理的に1G締めは不可能だよな…とか思いつつもやらないよりはマシだろうと思って、本締めはジャッキアップを元に戻したあとに行いました。

なんとか日暮れまでには完成

完成…かと思いきや!?

あれれ???

実はフレームとオーリンズのダイヤル部が干渉しています。確かにネットでは、1098Sの純正オーリンズサスをストリートファイターに入れている人はいませんでした。しかし、1098とストリートファイターの違いはスイングアームの長さだけだったはず。これぐらいでリアショックのディメンションを大幅に変えるとは考え難い…。これはどこかで組み付けを間違えているはず。特に、スイングアームとロッカアームと繋いでいるリンクロッド。これこんなに曲がってたっけ…?と不安になるぐらい角度がついています。とはいえ、この日は時間が足らずにタイムアップ。翌日に作業を回すことにしました。

ロッカーアームの組付けだった

で、翌日、昼食をとったあと、再びストファイをバラします。組付け間違いがあるとしたらロッカーアームだろう?とタカをくくっていたので、さっさとASSYにして、リアサスASSYとにらめっこ。ストファイに乗ってる方の作業の様子等をネットで探しまくって、比較してみる…うーん?ロッカーアームのリアショック接続部にリンクロッドを接続し、リアショック接続部にリンクロッドを接続していました。ということでやはりショック周りの組付けミスでした。
その後は、フレームと干渉していないことを確かめ、ダイヤルがきちんと回ることも確認しました。もう夕方だったので少ししか試乗は出来ませんでしたが、サスがよく仕事してくれるようになったなぁ、という感想です。でも、固着したリンクロッドのメンテナンスもかなり効いているような気がします(笑)